MCSを利用した業務実態等を把握するために「第1回MCSアンケート調査」を実施しましたので、結果の要旨をご報告します。
結果サマリー
- 医療介護従事者の約8割が、MCSを利用することで業務効率向上に役立つと回答。特に、医師の85%が、MCSを利用することで業務効率向上に役立つと回答。
- 利用方法のトップ3は、1位「医療・介護者同士の情報提供」、2位「患者情報の施設間連携」、3位「地域の多施設との(患者情報以外の)連携」。「診療報酬・介護報酬算定のエビデンスとして」の活用も見られた。
- ICTツール利用促進に繋がる、モバイル端末(スマートフォン、タブレット端末等)利用意向については、現状の「業務でのモバイル端末利用」は約2割に留まるが、未利用者の半数以上が今後の利用を希望している。
- MCSに期待する追加機能として、約8割が「薬剤・医材料や治療ケアに必要な情報が入手できる機能」、「服薬状況を記録する機能」と回答。
全ての調査結果の公表について
医療・介護関係者の方には、MCS内で、全ての設問の集計結果(全回答・職種別)を公開しています。
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MCS広報担当窓口:press@embrace.co.jp
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アンケート調査結果
調査概要
調査方法 | MCS利用者を対象としたWebアンケート |
調査対象 | MCSを利用する医療介護従事者、うちアンケート規約に同意したユーザー |
調査期間 | 2019年11月19日 〜 2019年12月8日 |
有効回答数 | 約800名 |
回答者属性 | 医師、看護師、ケアマネージャー、薬剤師、介護福祉士、社会福祉士、理学療法士、 歯科医師、管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士、その他合計23職種 |
調査を実施した設問
- MCSの利用方法
- MCS利用による業務効率向上
- 診療報酬・介護報酬算定のエビデンスとしての活用方法
- モバイル端末の業務での利用状況・利用意向
- MCS追加機能へのニーズ
調査結果(一部抜粋)
MCSの利用方法:全体・職種別
- MCSの利用方法は「医療介護従事者同士の情報提供」で活用されていることが最も多く(63%)、次いで「施設間の患者情報の連携」(43%)、「地域の多施設との(患者情報以外の)連携」(40%)となった。また「診療報酬・介護報酬算定の際のエビデンス」としての活用も見られた。<図1>
- 職種別では、医師は「患者情報の施設間連携」、看護師は「患者情報の病診連携」、ケアマネジャーは「医療介護従事者同士の情報提供」、薬剤師は「服薬指導・服薬管理」への利用が相対的に高い結果となった。

ご参考:活用事例
- 「医療介護従事者同士の情報提供」
- 大阪府大阪市: 「“言葉の見える多職種連携”で患者家族とも繋がるACPを実践」
- 秋田県由利本荘市:「多法人・多職種連携力で高齢糖尿病患者の入院”ゼロ”へ」
- 「施設間の患者情報の連携」
- 群馬県高崎市:「患者を支える 診療所と訪看Sta.の情報連携」
MCSによる業務効率改善効果:全体・職種別
- 全体では、MCSを利用することで業務効率向上に役立っている、と76%が回答。<図2>
- 職種別では、特に医師(85%)、看護師(81%)の業務効率化に貢献できている。

モバイル端末利用状況・利用意向
業務へのモバイル端末(スマートフォン、タブレット端末)利用意向については、「すでに利用している」は19%に留まった。一方、未利用者の利用意向は「ぜひ利用したい・利用したい」(59%)となり、未利用者の半数以上はモバイル端末の利用意向がある。<図3>

本アンケート調査に関するお問い合わせ先
エンブレース株式会社 担当:徳永
Tel :03-6447-2061 / 050-5236-8598
Mail:press@embrace.co.jp
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