完全非公開型医療・介護専用SNS

MedicalCare STATION (MCS)のご案内

Pixel Phone

メディカルケアステーション(MCS)が理想の医療・介護の実現を支援

MCSの3つの特徴
  • 1. 高セキュリティ
    安心、安全にご利用いただくために

    厚生労働省および日本医師会より通達されている「医療介護専用のプライベートSNSを活用」という指針に則ってご利用いただけるよう設計された完全非公開型の医療介護専用SNSです。
    また3省2ガイドラインに準拠。必要な時に、必要な情報を、必要な人とだけ共有できます。

  • 2. 無料
    誰も置き去りにしないために

    MCSの標準機能はすべて無料でお使いいただけます。
    施設や職種を超える自由でスムースな連携のためにお使いください。

  • 3. モバイル
    いつでも、どこでもご利用いただくために

    PC、スマホ、タブレットあらゆる端末でお使いいただけます。場所や端末の制約はありません。

MCSはすべての医療・介護従事者が負担なくスムースに連携できる
コミュニケーションプラットフォームを目指します


生体認証に対応したiOSアプリ版もぜひご利用ください。

平成26・27年度 医療IT委員会答申「新たな日医 IT 化宣言」「医療・介護における多職種連携のあり方」(H.28.5)

日本医師会
IT化宣言2016年版
医介連携SNSについての言及


石川広己常任理事


「医介連携にSNSを利用する場合には、LINEなどの公開型のパブリックSNSではなく、栃木県が採用しているような非公開型かつ医介連携専用のプライベートSNSを利用すること」

MCSが紹介され、MCSが実現している非公開型専用SNSを推奨する文言が記載された

MCSの主な機能1 - 患者グループ

患者の情報を中心とした医療介護従事者のグループタイムライン

患者・利用者を見守るチームのメンバー毎にグループをつくり
タイムラインの形でコミュニケーションを行うことができます。
"時系列"に参加メンバーの発言や資料が追えるため前後の流れや状況が把握しやすくなっています。
気軽に些細なことでも報告でき、連絡の負担が減ります。
電話やFAXだけでは伝わってこなかった情報も知れるようになります。

患者・利用者を中心とした在宅、地域医療、多職種連携の新しい形です。

詳しく使い方を見る ›

MCSの主な機能2 - 患者・患者家族タイムライン

患者・家族とつながるタイムライン



患者本人・家族と直接つながり、コミュニケーションを行うことも可能です。

特に注意して見守る必要がある患者さんを遠くの家族を巻き込んで支援する。
小児患者の母親もチームの一員として迎え、安心感をもって看護に当たる。
患者や家族の気持ちに寄り添う医療・ケアの実現をサポートします。

患者・家族とのコミュニケーションの負荷・摩擦を小さく、安心を届けます。

詳しく使い方を見る ›

MCSの主な機能3 - 自由グループ

地域の医療介護従事者のつながりを中心としたグループ

地域医療介護福祉に携わるみなさんの輪をMCS上に再現できます。

テーマや職種などを自由に決めて、種々様々な内容について
相談や告知ができます。
医師会のグループ、災害時の連絡網、勉強会 etc.
すでにありとあらゆる"つながり"がMCSで結ばれています。

地域医療介護福祉に携わる方々の"つながり"を強くします。

詳しく使い方を見る ›

虹ねっとcom

自由グループ: 感じていただきたいメリット①

災害時の連絡網


いざというときに電話はつながりにくい。そんなときでもMCSで連絡できたというお声をいただきます。


大阪府豊中市では400名超がMCSのグループでつながり、2018年の大阪府北部地震や台風などの災害時に地域の停電状況や施設の様子、建物や道路の状況がMCSで共有できたと紹介されています。

自由グループ: 感じていただきたいメリット②

知識や情報の蓄積


MCSで相談やお知らせをすることで得られる効果


MCSのグループで相談や問い合わせに答えていくと、参加しているみんながその内容を知れるので、似たような質問や問い合わせを受けなくてもよくなります。

みんなが困っていることや悩みを共有しあい、その解決を見つけていくと全体のレベルアップにつながります。

新しい人がはいってきても、振り返ってみることでキャッチアップの手がかりになります。

自由グループ: 感じていただきたいメリット③

コミュニケーションハードルが下がる


"すぐに返さなくてもよい快適なコミュニケーション"


緊急性の高い連絡をするためにMCSを使うのではありません

・ 電話やFAXするほどではないけど確認したいこと

・ 特定の誰かではなくてよいから聞きたいこと

電話や対面だけでは聞けなかったことや話しづらかったことがMCSがきっかけででできるように。

コミュニケーションの量が増えて、お互いがよりよくわかるようになり、よりスムースな連携に繋がります。

MedicalCare STATION
 の広がり

日本全国で広がりをみせるMCSの輪

380,000以上

医療介護ユーザー総登録数

174,000

一月あたりアクティブなユーザー総数(MAU)

2026年10月時点

MCS活用事例集

MedicalCare POST

地域医療・介護連携にMCSを積極活用されている日本全国の実例が満載

MedicalCare POSTをみる

東京都医師会ICTを普段着の医療ツールとして使うために 答申 H31.3

東京都医師会
ICTを普段着の医療ツールとして使うために


東京都下の25の医師会に連携ICTツールとして採用


東京都においてICTツールをつかった医療介護連携を行っていると回答した方の60%がMCSを使用

医療インフラとしての
強固なセキュリティー

3省2ガイドライン対応はもちろんのこと、さらなる対応を含めて、医療ならではのセキュリティ基盤を備えたクラウドサービスを提供し続けます。
MCSサービス紹介:セキュリティについて

  • クラウド

    MCSのデータはすべてクラウドストレージに格納されバックアップが即時に生成されます。
    MCSを構成するシステム(サーバー・データ)はすべて国内で完結しています。

  • SSL/TLS1.2実装

    常時通信は暗号化され盗聴やなりすまし、フィッシングを防ぎます。

  • 二要素認証

    クライアント証明書をつかった二要素認証に対応しています。

  • アクセスコントロール

    管理者アカウントによるきめ細やかな情報アクセスコントロールを行うことができ、各施設のプライバシーポリシーに基づいたMCS利活用をサポートします。

特に二要素認証に関して、独自の認証局を開設しクライアント証明書発行まで対応しているヘルステックアプリ・サービスはMCSだけです。

安全管理に関する情報提供

厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」、経産省・総務省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」に準拠してご利用いただくために、下記文書を整理しております。

¥0

MCS
が無料の理由

すべての医療・介護関係者へ、スムーズな連携を提供するために

医療・介護の現場に負担をかけない、標準機能「無料の」仕組み

どれほど優れたサービスであっても、医療・介護の現場に負担のかかるような費用では意味がありません。
メディカルケアステーションは、最先端の技術とセキュリティのもとで運営されていますが、こうした運営コストについてはパートナー(製薬会社、医療機器、医材料メーカー等)からの収益や、その他のサービスから得られる収益で賄っています。

メディカルケアステーションは医療介護のプラットフォームとして、あらゆる医療介護領域に携わる企業との連携を推進しており、これらの連携によるメリットが新たな医療介護エコシステムを生み出し、自由でオープンなICT環境を実現すると考えています。

企業・病院等でMCSを活用した新たな取組のご紹介

  • MCSアプリソリューション

    ・MCS AppFrameworkを活用したソリューション創出
    ・MCS APIを活用した連携アプリの創出
  • MCSウェビナー支援・マーケティング

    ・MCSの医療介護ユーザーへの周知・調査
    ・ウェビナー開催・集客の支援
  • MCSコミュニティ構築

    ・MCSユーザーとの継続的な関係の構築
    ・MCSを通した直接的な非同期コミュニケーションチャンネルの実現
MCSを活用した新たな取組について以上の3つのパターンに類型化し、それぞれの代表的な例をご紹介いたします。

MCSを用いたこれらの新しい取り組みやお取り組みの事業へのご活用にご興味のある企業・医療機関の方にWebでより詳しいご説明いたしますので下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。

→ エンブレース株式会社問い合わせフォーム

MCSアプリソリューション

MCS AppFramework
MCS上で稼働するアプリを構築


すでにあるモジュール(部品)を組み合わせて
「タイムレス・コストレス・高カスタマイズ性」な
アプリを組み上げることができます。

  • ・患者の服薬・症状管理に役立つePROアプリを構築したい
  • ・予防手帳や地域連携パスの置き換えになるアプリを構築したい etc.

-> 目的に応じたアプリをカスタマイズしてご提供可能です。

MCS AppFrameworkでのePROアプリ事例1

しんしんあんしんアプリ


聖マリアンナ医科大とともに共同開発


診察間の心身の症状変化を記録でき、必要に応じて医療者に共有できる見守りの仕組み『しんしんあんしんアプリ』を共同企画・開発。

2021年5月中旬より同院の新型コロナウイルス感染症後外来に通院する患者さんへの提供を開始

Pixel Phone

MCS AppFrameworkでのePROアプリ事例2

抗がん剤服薬支援アプリ
  • 目的: 副作用・症状早期検知

    患者が治療と治療の間でもアプリを通して症状を共有。
    外来がん治療における副作用マネジメント・服薬管理にご利用いただいております。

※左図は中外製薬様と共同開発のテセントリクアプリのイメージです。
こちらの結果を受け、堺市立総合医療センター川端先生と共同開発した
「抗がん剤服薬支援アプリ」を現在複数の病院施設でご利用いただいています。

試験活用のアンケート結果
MedicalCarePost: 大阪労災病院様活用事例

MCS AppFrameworkでのアプリ事例1

フレイル対策 低栄養スクリーニング

栄養剤メーカー様と「栄養スクリーニングツール」をリリース。簡易栄養評価表(MNA®- SF)に基づき6つの質問から栄養状態を評価でき、患者さんを支える医療介護従事者に共有できる。


  • 1. 低栄養スクリーニングツールで患者状態をチェック

  • 2. スクリーニング結果-推奨行動が患者を支える医療介護者に共有される

  • 3. 患者の栄養状態の早期検知が必要な介入へ

MCS AppFrameworkでのアプリ事例2

骨粗鬆症リエゾンネット


宗圓聰先生、アステラス製薬様とともに共同開発


令和4年の診療報酬改定によって注目を集める骨粗鬆症リエゾンサービスを効率的に実現することを支援するアプリ

2019年から研究を重ね、2021年に骨粗鬆症の治療継続に必要な病病・病診間の情報共有にお役立ちいただけるよう正式にロンチいたしました。

MedicalCarePost: 骨粗鬆症リエゾンネット活用事例

そのほかにも心不全等入退院を繰り返さないように急性期・回復期・慢性期の各ステージで治療・ケアにあたる医療機関・介護施設の連携構築・継続に役立つアプリの企画・研究利用が進んでいます。

ソリューション構築からリリースまでのプロセス例

医療介護上の課題解決にMCSをお役立ちできるとお考えいただきお声がけいただいたいた企業・医療機関の皆様に、実効性のあるソリューションをご提案させて頂きます。
実際のサービス構築には、実医療機関等でのパイロットプロセスを推奨しています。


図.パイロットスケジュール例

参考: MCS+アプリから得られるデータセット

様々な目的のためにアプリをもちいた取り組みを行う場合、入力されたデータを出力・分析することが可能です。(※)
当社ではこれらを体系化し、データ取得の基本セットとして整理し、各種研究等にお役立ちいただけるようにしております。
※ 患者同意等の各種手続きを適切に経た上での取得・お渡しになります


図.治療アプリから得られるデータセット

参考: 共通_患者情報ヒアリングのデータサンプル

MCSAppFramework ヒアリング機能を使った場合のデータの一例。
質問とそれに対する回答内容に加え、回答した時間、ユーザータイプ、職種などを知ることができる。


ウェブセミナー支援・マーケティングリサーチ

MCSを活用したウェブセミナー・マーケティングリサーチの特長

  • 集 MCSを基盤とした集客や周知


    在宅医療介護、地域多職種連携に携わる医療介護従事者の集客・周知に最適です。

    訪問診療を行う開業医や訪問看護師、ケアマネージャー、調剤薬局薬剤師といった在宅・地域医療に関わる医療介護職のユーザーが集中しています。
    特に在宅・地域医療の関連の調査やウェブセミナーを実施する場としてMCSをご活用いただいております。
  • 援対象を絞った運営・調査・周知ご支援


    ウェブセミナーは全国~地域単位、ニーズに応じて運営をご支援いたします。
    マーケティングリサーチについては特定職種に向けたアンケートの企画や調査のご依頼も承っています。
  • 績豊富な実績


    ウェブセミナーについて企画からのご支援だけでも二桁を超える実績がございます。
    特にMCSユーザーの方から関心の高い話題では流入が多く、MCSを通して2,000人以上がセミナー聴講を登録したケースもございます。
    MCSユーザへ向けたアンケートや周知などのマーケティングリサーチへのご協力も多種多様な題材で実施ご依頼いただき、多くのMCSユーザーよりご回答やご反応をいただいております。

ウェブセミナー開催の流れと運営支援例

  • 01. 企画・準備

    目的や課題感をヒアリングさせていただき、企画内容をご提案いたします。

    ・企画
    ・集客用ページ作成
    ・申込フォーム作成
    ・案内状作成

  • 02. 集客

    MCSを基盤とした集客を行います。また集客に必要な申込サイト等を作成いたします。

    ・MCSお知らせ
    ・メール配信

  • 03. 開催

    当日の司会進行等、運営のご支援をいたします。


    ・ライブ配信(Zoom使用)
    ・問い合わせ対応

  • 04. フォローアップ

    申込者へアーカイブ配信や製品情報等をメール案内します。


    ・アンケート送信
    ・アーカイブ配信
    ・イベントレポート記事作成

  • 目的

    ・在宅医療分野における栄養管理の啓発
         ・MCSとの連携サービス紹介
  • 企画内容

    ・全職種向け
         ・KOLによる講演
  • 集客方法

    ・MCS内ユーザー向けお知らせ
         ・MCSユーザー向けメール配信
  • 目的

    ・在宅介護分野における製品認知の向上
  • 企画内容

    ・コメディカル・介護職向け
         ・KOLによる実技研修
  • 集客方法

    ・MCS内ユーザー向けお知らせ
         ・MCSユーザー向けメール配信
  • 目的

    ・在宅介護分野における製品認知の向上
         ・MCSとの連携サービス紹介
  • 企画内容

    ・コメディカル・介護職向け
         ・企業社員による困りごと解消セミナー
  • 集客方法

    ・MCS内ユーザー向けお知らせ
         ・MCSユーザー向けメール配信

コミュニティ

MCSにおける自由グループ・コミュニティ利用状況


自由グループ/コミュニティ数

地域医師会のグループ,災害対策のグループ,新型コロナウイルス情報共有グループなど、
様々なテーマに関するグループがMCS内には25,000以上存在。そのうち現在90がMCS内のどなたでも参加申請いただけるオープンなグループ『コミュニティ』として運営中。

参加者

「医師」,「薬剤師」,「看護師」,「ケアマネジャー」,
「介護福祉士」をはじめ、地域医療に携わる多様な職種
の方々が参加。全国単位・地域単位・職種単位と様々な規模やテーマで集まり、活発なグループだと500人超参加するグループやコミュニティも存在しています。

企業活用

「医療用医薬品」,「医療機器」,「在宅医療機器」,
「福祉用具・介護用品」メーカー様が情報発信する場
としても活用いただいています。

企業向けコミュニティ機能

企業と医療・介護従事者を繋ぐ情報発信の場としてご活用いただけます。
業務ツールとしてご利用いただく方が多いMCSの中にあって、興味がある方が参加し、継続的なPV・広く深い関係性構築が期待できます

Benefit 1

通常であればアカウントを作成できないMCSへ特別な企業用アカウントを発行し、企業様から医療介護者への情報発信や、コミュニケーションの場を作成できます

Benefit 2

匿名での相談機能も搭載し、医療・介護従事者と双方向のやり取りが可能。
ナレッジ共有や学びあいを推進します

   

ご活用シーン


  • 地域連携の場として

    地域包括ケアシステムに伴い重要となる『在宅』、『介護』等の領域。MCSは、地域連携に携わる医療・介護従事者に多くご使用いただいています。これまでコンタクトが薄かった、在宅往診医師やケアマネジャーなど地域医療に携わる方々への情報発信ツールや継続的・長期的な関係値つくりの場としてご活用いただけます

  • 疾患関連情報の場として

    医療・介護従事者に向けて、自社に関連する医材料や医療機器に関する独自の情報を発信できるツールとなります。「疾患」,「薬剤」,「医療情報」などテーマを決めていただき、最新のエビデンスやセミナー情報、疾患啓発などを発信し、ユーザーからの反応を得ることもできます。

  • 相談・質問の場として

    医療現場では、気軽に企業や他の医療従事者に相談できる場所がなく、困っている方々も多くいます。コミュニティでは、医療・介護従事者の疑問・質問を解決できる相談専用の場があります。日々のお困りごとを簡単に解決することできるツールとして、医療現場に貢献が可能です

コミュニティ活用事例:疾患領域×DtoDの教え合い


循環器疾患、心不全等の治療・ケアに関する情報共有を主目的として、ゆみのハートクリニック様が立ち上げ。医師・看護師・リハスタッフなどの医療従事者800名以上が参加するコミュニティをMCSで展開。心不全認定看護師からのレクチャーや、症例検討・医師への相談などを行う場として活用が進んでいます。患者さんの治療・ケアに悩む、医療従事者が相談して悩みが解消されるケースも生じています。
MedicalCarePost: HEARTCareSTATIONを通じてゆみのハートクリニックと群馬県立心臓血管センターがつながった事例

Pixel Phone

MCS × 企業パートナーの例

ファイザー株式会社 リモートMRコミュニティ
  • 目的: あまねくすべての医療者に情報を簡単に共有

    医師会・薬剤師会と製薬会社で共同で実施
    普段なかなか情報を得ることが難しい地域の医師や薬剤師の方が
    MCSのコミュニティを通じて必要最小限の労力で情報を得られるように。

その他、製薬企業以外にも医療機器や医材料、福祉用具のサポーターなどがMCSのコミュニティに参画していく企画をしています。

病院×コミュニティ事例ご紹介

スリープケアステーション


虎ノ門病院睡眠センター富田康弘医師主宰


コミュニティに参加すると、睡眠専門医から定期的に配信される基礎から応用までの睡眠の問題や管理に関わる情報を閲覧できるだけでなく、睡眠専門医に直接相談をすることが可能。内容によっては、睡眠専門医に個別に相談することも選択可能。

医師会×自由グループの取り組み事例ご紹介

とうきょう認知症サポート医ネットワーク


東京都医師会主宰


東京都医師会の東京都認知症サポート医連絡協議会委員が中心となり「とうきょう認知症サポート医ネットワーク」を開設。
認知症サポート医の先生方に向けた情報発信を行うとともに、臨床上の悩みや課題の相談や意見交換等が可能な場を提供し、東京都なりの認知症サポート医の在り方の議論を深め、地域での実践と一層の貢献に繋げることを目指します。

利用イメージ(情報発信)

  • 簡単な操作性

    発信したい情報内容をテキストで入力し、投稿するだけ
  • テキスト以外のデータも共有可能

    写真、ファイル、動画も投稿可能(50MBまで)
  • 外部サイトへのリンク設定

    コミュニティにリンクを設定し、ユーザーに見て欲しいサイトへ誘導

利用イメージ(相談タブ)

  • 匿名でも相談可能

    ユーザーは匿名で相談できるので、気軽に活用できる
  • 参加者全員で内容を共有

    参加している全てのユーザーが相談に関するやり取りを確認できる
  • ユーザーも回答者

    企業様はもちろん、参加しているユーザーからも相談に対して回答が可能

コミュニティ開設スキーム


☆設計 ~ 準備 ~ 運用から、運用後のアフターフォローまでエンブレースが伴走

☆ご要望に応じて、短期間(1~2ヵ月)でのコミュニティ開設も可能

  • 01. Design

    企業様とコミュニティ内容を設計

    • テーマや目的、参加募集する職種・地域
    • 配信する情報やコンテンツ
    • データの取得・活用範囲やコンタクト方針
    • アイコンデザイン
  • 02. Implementation

    設計された内容に応じてエンブレースが
    MCS内にコミュニティを構築

  • 03. Lecture

    コミュニティの運営方法に関してレクチャー

    • MCS全般について
    • 投稿、ファイル添付の操作方法
    • 相談タブの活用法
    • 参加ユーザーとのコミュニケーション
  • 04. Release

    MCSの全ユーザーへコミュニティを公開
    開設を告知し、参加者を募集

病病・病診連携

病診連携シーンにおける利用のされ方

退院する患者の情報を、受け入れ先の診療所へ。MCSで治療の経過と方針をつなぎます。

退院後のかかりつけ医へ情報を共有

  • 診療情報提供書や連携パスを事前に共有
  • 入院・手術時の情報、治療方針を共有
  • 検査・治療後のフォローアップを相談

活用される疾患・診療科

心不全・循環器疾患、腎不全・腹膜透析、
骨粗鬆症など。

病院と診療所が双方向に連携。腹膜透析では病院と訪問看護も連携。

病診連携でのMCSのつながり方

「病院の診療科」と「診療所」を施設間のグループで結び、複数の医師で連携に対応します。

病院の同じ診療科の複数医師と、診療所A・B・Cがそれぞれ施設間のグループでつながる。

連携先ごとにグループを開設

病院側は同じ診療科の医師が複数参加。診療所側は開業医を中心に、看護師・事務職が参加する場合もあります。

施設単位で相談・情報共有

病院は入退院時や相談がある場面で対応。診療所が訪問看護などと共有する日々の在宅療養記録を、すべて追う運用とは分けられます。

病診連携実例 東京都立大塚病院

東京都立大塚病院では「大塚医療ネットワーク」と称して、大塚病院のスタッフと、在宅医療スタッフの連携にあたり、MCSを利用いただいています。患者さんの状態に合わせて在宅から病院、病院から在宅にスムーズに移行できるようになりました。

大塚医療ネットワーク。病院、かかりつけ医、訪問看護師、ケアマネジャーがMCSで情報を共有し、入退院を支援。

在宅復帰支援システム
「大塚医療ネットワーク」

  • 大塚病院、在宅医療機関、ケアマネ等の間での患者情報の共有を軸にした地域のネットワークを構築。
  • MCSを活用して診療状況等について多職種・他施設間と随時情報を共有し、患者が円滑に在宅復帰できるように支援。
  • 症状が安定した患者は自宅でかかりつけ医の訪問診療を受け、検査や治療が必要となったときには大塚病院に入院診療が受けられる。

出典:東京都立大塚病院:大塚医療ネットワーク

MCSを用いた病診連携のまとめ

専門医の支援を地域の診療へ

病院医師と診療所医師が直接つながり、専門外のことも相談しやすくなります。

腹膜透析の在宅医療や、心不全・骨粗鬆症患者の受け入れを、専門医の支援を受けながら地域で担う連携です。

必要な場面に絞って対応

病院が主に対応するのは、入退院時や診療所から相談を受けた時。退院後の日々の記録をすべて確認する運用にする必要はありません。

相手の時間を占有せず、必要な情報を短く共有することで、連携を続ける負担を抑えます。

期待される変化:地域で支える患者の受け入れ拡大、病院外来の負担軽減、
重症化・予期せぬ緊急入院の予防、紹介・逆紹介を相談しやすい関係づくり。

循環器領域連携事例

循環器領域のMCS活用

循環器領域におけるMCSの連携

紹介後も一緒に診る

病院と診療所が、来院・検査・治療の経過や方針を共有。紹介状を送った後も、確認や相談を続けられます。

苫小牧では来院のタイミングが診療所に伝わり、病院側も他の医師の対応を共有できています。

専門職への相談

循環器を専門としない医師や在宅のスタッフも、専門医・看護師へ症例を相談。

HCSでは施設を越えた相談が、在宅心不全患者のフォローにつながっています。

病診・病病連携、専門職への相談、退院後の支援。
現場での使い方と、そこで生まれた変化を紹介します。

循環器領域のMCS活用

循環器の専門診療を地域で支える連携

相談・情報共有のしやすさを、紹介後の診療と退院後の支援につなげます。

現場で起きている変化

  • 電話をかけるほどか迷う内容も相談でき、相手の診療時間を占有せずにやり取り。
  • 紹介後の来院や検査結果が分かり、その後の診療につなげやすくなる。
  • 病院の複数医師が対応内容を共有し、診療科のチームで連携を支える。

連携に期待される変化

  • 専門医へ相談できる体制が、地域での心不全患者の受け入れを支える。
  • 病院と在宅側が方針を共有し、必要な検査・受診につなぐ。
  • 退院後も療養状況を共有し、自己管理や在宅療養の継続を支える。

出典:MedicalCarePost:地域への繋がりを強化する中核病院のチャレンジ

循環器領域のMCS活用事例 01

日本大学医学部附属板橋病院

心不全治療を支える、大学病院と地域の医療従事者の連携


心不全の地域連携

2019年よりMCSを用いた地域連携を推進。
心不全治療におけるMCSの活用が論文で紹介されています。

MCS上のコミュニティ

「最後まで心不全を診る!戦略作りの会」を通じて、地域の医療従事者との連携を強化。

瀬在明医師を中心とした心不全診療のネットワークです。

出典:論文:心不全パンデミックに向けての心不全地域連携における大学病院の役割

循環器領域のMCS活用事例 02

ゆみのハートクリニック

ハートケアステーション(HCS)を通じた情報発信と症例相談


循環器の専門職が支援

MCS上に「ハートケアステーション」を開設。循環器専門医や心不全認定看護師が、心不全に関する情報発信と個別症例のコンサルテーションを行っています。

施設を越えた症例相談

群馬県立心臓血管センターからの症例相談を受け、在宅心不全患者のフォローにつながった事例が紹介されています。

出典:HCS紹介 / 前編 / 中編 / 後編

循環器領域のMCS活用事例 03

群馬県立心臓血管センター

退院後の心不全患者とMCSでつながる遠隔介入の一例


患者本人とつながる

医療機関同士の連携に加え、退院後の心不全患者とMCSでつながり、遠隔介入を行った事例です。

心不全の自己管理を支援

発表演題
「SNSアプリを用いた遠隔介入が心不全の自己管理継続に有効であった一例」

2022年6月、心臓リハビリテーション学会での風間氏の発表。

循環器領域のMCS活用事例 04

千葉大学医学部附属病院

「千葉心不全ネットワーク」でつながる心不全診療


心不全診療ネットワーク

MCS上に「千葉心不全ネットワーク」を立ち上げ、地域連携用のグループとして活用しています。

大学病院と地域の在宅医療

循環器内科・看護学部・訪問診療施設・訪問看護施設を中心に、千葉市周辺で展開するネットワークをMCS上でも構築。

大学病院と地域の在宅関連施設の双方向のコミュニケーションに活用されています。

出典:千葉心不全ネットワーク 公式サイト

循環器領域のMCS活用事例 05

苫小牧市立病院 循環器内科

紹介状のやり取りに加え、紹介後の確認・相談を続ける病診・病病連携。

苫小牧市立病院と地域の診療所の医師。町田正晴医師、大畑純一医師、菅原洋行医師。

左から町田正晴医師、大畑純一医師、菅原洋行医師
(2022年の事例記事掲載時)

連携先ごとに相談の窓口をつくる

2019年、圏域の8つの病院・診療所との情報共有から開始。

連携する病院・診療所ごとにMCSグループを作り、紹介・逆紹介患者の情報を共有し、相談を受ける仕組みです。

逆紹介:病院で治療・検査を受けた患者を、地域のかかりつけ医へ戻して診療を続けること。

出典:MedicalCarePost 事例記事 / 厚生労働省 いきサポ

苫小牧市立病院 循環器内科

苫小牧で生まれた病院・診療所双方の変化

紹介して終わりではなく、紹介後の状況を共有して次の診療につなげます。

病院側

  • 「わざわざ電話で聞くほどでは」と迷う相談も受けられる。
  • 電話のために同時に時間を確保せず、確認した情報を返せる。
  • 同じ科の医師が他の医師の投稿も確認でき、チームの連携対応に生かせる。

診療所・開業医側

  • 紹介した患者の来院を、そのタイミングで知ることができる。
  • 紹介後も、一緒に患者を診るために必要な連絡を早く行える。
  • 情報を一方向に送る手段に加え、病院と双方向に相談できる連絡手段を得た。

出典:MedicalCarePost:地域への繋がりを強化する中核病院のチャレンジ

苫小牧市立病院 循環器内科

苫小牧で連携を続けるための運用

短く、負担を増やさず共有

診療情報提供書はしっかり作成し、MCSでは「何をしたか」「結果はどうか」を簡潔に共有。

長い経過を毎回書くのではなく、必要な確認や相談をやり取りする運用です。

見逃さず、相談に返答する

医師に加えて事務担当者も連絡を確認し、メッセージを見逃さないようにしています。

相談内容を心不全だけに狭めず、循環器を専門としない医師からの質問も受けています。

目指す姿:循環器内科で始めた相談の仕組みを他科にも広げ、
地域の医師が専門外のことも気軽に問い合わせられる体制へ。

出典:MedicalCarePost:地域への繋がりを強化する中核病院のチャレンジ

某医療機器メーカーとの取り組み

地域連携の目的と、簡易パス・MCSの活用

心疾患における地域医療連携の目的

  • 病診連携の強化。心不全パンデミックに備え、循環器疾患の患者情報を共有する。
  • カテーテル治療・抗血小板薬などの診療情報提供書のフォーマットを作成する。
  • 日々の診療における循環器疾患への不安に対応する相談手段をつくる(例:心電図相談)。
  • 逆紹介を増やし、地域で病院に求められる医療ニーズに応える。

簡易パスで投薬情報を分かりやすく

患者ごとに抗血小板薬の投薬が異なるため、一目で投薬が分かる簡易パスの採用を予定。診療情報を整理するパスと、相談・共有を続けるMCSを組み合わせます。

MCSが地域連携に適した点

時間や場所の拘束がない

病院医師の時間を気にせず連絡でき、電話の取次ぎも不要。相手と同時に時間を確保せずに相談できます。

既読と複数人での対応

既読を確認でき、事務職員を含めた複数人で対応することで、連絡を受け止める体制をつくれます。

画像や動画を添付できる

スマートフォンなどで撮影した画像をすぐに送信。文字だけでは伝えにくい情報も共有できます。

某医療機器メーカーとの取り組み

病院が果たしたい役割と地域連携の仕組み

病院の診療実績と連携強化の背景・目的を共有し、診療所への訪問・意見聴取を通じて連携を設計。

病院が挙げた背景・課題

  • 急性心筋梗塞(AMI)や急性心不全の急性期院内死亡率は大幅に低下。
  • 慢性心不全・心房細動・糖尿病・CKD・認知症など、複数の慢性疾患を合併する患者が増加。
  • 超高齢・フレイルを合併する心不全患者が増加(80歳以上が7割を占める)。
  • 退院後の管理不十分による再入院が増加(再入院率35%以上)。

果たすべき役割

発症期の急性期高度医療だけでは完結できない。

心不全患者の増加を踏まえ、地域完結型医療に向けて機能を分担。病院と診療所が役割を持ち、地域で診療を続けられる体制を目指します。

対策・目指す姿

ICTを活用した新しい病診連携システムを構築。地域の医師との連携を実現し、さらに強化します。

  • 顔が見える関係を基盤としたコミュニティ
  • 活発なコミュニケーション
  • ツールの導入による利便性向上

具体的な取り組み

  • SNSを利用した病診連携
  • 病院の画像・検査・投薬データの閲覧
  • Webを利用した病診連携会議

某医療機器メーカーとの取り組み/診療所インタビュー・各設問16件の回答

診療所が病院に期待する逆紹介時の情報

逆紹介に必要な情報

治療内容・結果16件100%
基礎疾患情報12件75%
投薬情報(種類・期間)16件100%
次回フォローアップ日程10件62.5%

投薬情報シート・カードは有用か

はい11件68.8%
どちらでもない4件25%
いいえ1件6.3%

逆紹介患者の診療方針を相談したいか

思う13件81.3%
どちらでもない3件18.8%
思わない0件0%

診療所が求める説明・配慮

  • 診察に必要な情報を知りたい。
  • 患者背景や、対応時の注意(神経質かどうか等)も教えてほしい。
  • 内服薬の調整・変更が必要かどうかも、併せて教えてほしい。
  • 簡単で構わない。投薬内容が一番ほしい。
  • なるべく略語を使わないでほしい。
  • 従来の診療情報で十分。次回フォローアップの有無を知らせてほしい。
  • 特記事項なし、という回答もあった。
  • 上記すべてが必要、という回答もあった。

循環器領域のMCS活用事例 06

山形大学医学部附属病院

在宅でのカテコラミン投与を検討した事例における多職種連携


在宅療養に向けた検討

在宅でのカテコラミン投与を検討した事例を通じて、MCSの活用と多職種連携について報告されています。

学会での実践報告

第18回日本循環器看護学会学術集会 一般演題

「在宅でのカテコラミン投与を検討した事例を通して得た医療用SNSの活用と多職種の連携についての実践報告」

循環器領域のMCS活用事例 07

東京女子医科大学病院

VAD・心不全の専門職をつなぐ2つのコミュニティ


女子医大VADサポートチーム
(BIND)

植込型補助人工心臓に関するコミュニティをMCS上で運営しています。

BIND Region

心不全療養指導士と心不全看護認定看護師を中心としたコミュニティをMCS上で運営しています。

出典:東京女子医科大学 心不全サポート事業 / VADコミュニティの公式案内

循環器領域の病診連携 参考データ 01

ある地域の急性期病院における紹介数の推移

累計紹介数の対前年比2022年9月から2023年8月。MCS連携診療所18施設は8%から139%、非連携診療所は8%から114%。0%50%100%150%8%22%35%47%59%69%79%93%103%118%129%139%8%18%28%36%45%54%65%77%88%96%104%114%2022年9月10月11月12月2023年1月2月3月4月5月6月7月8月MCS連携診療所(18施設)MCS非連携診療所

循環器内科の連携

連携診療所18施設の紹介数の伸びは、非連携診療所に比べ、前年比で上回りました。

2023年8月・累計紹介数の対前年比
MCS連携:139%
非連携:114%

循環器領域の病診連携 参考データ 02

循環器領域の14拠点病院における紹介数の比較

MCS連携診療所群と非連携診療所群の、連携開始前後の累計紹介数

診療所群連携開始前連携開始後(1年後)対前年比
MCS連携診療所群1,5971,795112%
非MCS連携診療所群8,2668,410102%

連携・非連携の診療所群について、連携開始前と1年後の紹介数を比較した集計です。

東京都心不全サポート事業

東京都の公的な心不全支援事業でMCSを活用

東京都が2023年度から2病院に委託した、心不全の地域連携モデル事業。
東京女子医科大学病院と榊原記念病院が、地域との相談・情報共有にMCSを活用しました。

目指すのは、地域で安心して療養できる体制

  • 心不全患者の再発・重症化を予防し、円滑な入退院を支える。
  • 地域の医療・介護関係者の理解を深め、専門的な相談を受けられる体制を充実。
  • 病院と地域の連携・情報共有を強化する。

区部と多摩の2病院でモデルを実践

区部:東京女子医科大学病院
多摩:榊原記念病院

都の委託事業の中で、研修・相談支援・デジタル連携を組み合わせて取り組みました。

2026年度からは「脳卒中・心臓病等総合支援センター事業」へ統合・再構築。以下は主に2023〜2025年のモデル事業での実践を紹介します。

出典:東京都・事業の位置づけ / 東京都・委託モデル事業(p.5) / 東京都・2026年度の再編(p.6)

東京都心不全サポート事業

心不全サポート事業を支える3つの柱

1. 地域の心不全教育

医療・介護関係者を対象に、事例検討会・研修会を開催。心不全の知識と、顔の見える関係を育てます。

2. 専門的な相談支援

かかりつけ医などからの心不全診療に関する問い合わせに、専門病院が個別に対応します。

3. デジタルでつなぐ

多職種連携システム等を活用し、病院と地域が患者情報を共有。退院前後の連携を支えます。

研修・交流でできた関係を、日々の相談・患者支援につなげる

東京女子医科大学病院:「心不全ケア 地域とつながる交流会」を2023・2024年度に各3回、心不全療養指導士が企画するWebレクチャーを各4回・8回開催。

榊原記念病院:北多摩南部と連携の多い稲城市・多摩市の訪問看護・介護関係者を対象に、研修会・事例検討会を定期開催。

出典:東京都・事業概要 / 東京都・教育の実施状況(p.1)

東京都心不全サポート事業

2病院で、MCSが担った役割

榊原記念病院|多摩

患者ごとに、必要な関係者をつなぐ

患者ごとに参加者を限定したMCSを利用。退院前・退院後の相談と情報共有を実施。

病院と地域の関係者が、同じ患者について継続してやり取りできる仕組み。

東京女子医科大学病院|区部

個別患者の連携+専門的な相談窓口

MCSで個々の患者の相談に対応。入院相談や心不全診療の相談体制を構築。

MCS内に、一般的な心不全診療と補助人工心臓に関する相談窓口も設置。

共通点:病院だけで診療を完結させず、地域の医療・介護関係者と患者を支える。

出典:東京都・MCSによる相談支援(p.2) / 東京都・事業評価案(p.2)

東京都心不全サポート事業

榊原記念病院|退院前から退院後までつなぐ

多摩地域の患者が安心して療養できるよう、地域の医療機関・介護施設との、より直接的で迅速な連携を目指す。

MCSの運用:患者単位・参加者限定

退院前の相談・情報共有

患者ごとに参加する関係者を限定したMCSで、病院と地域が相談・情報共有。

退院後も相談・情報共有を継続

在宅に移った後も、患者を担当する関係者間の連絡にMCSを活用。

相談を受ける病院側の体制も整える

  • 患者・医療機関・介護施設からの相談に対する支援体制を強化。
  • 地域の医療・介護従事者向けに、心不全の情報共有・理解促進を進める。
  • 相談が個別症例か一般的な疑問か、緊急か非緊急かに応じて、適した連絡手段を選ぶ。

2025年5月資料では、相談への回答を担う人員の確保が課題として挙げられています。

出典:東京都・患者単位のMCS活用と課題(p.2) / 榊原記念病院・役割と連携体制

東京都心不全サポート事業

榊原記念病院|専門病院の支援を地域の療養へ

相談支援で地域療養につながった事例

  • 50歳代男性、先天性心疾患・心内修復術後、末期心不全。他県から2週間に1度、病院へ通院して点滴治療を受けていた。
  • 自宅近くでの受療が望まれたが、依頼できる医療機関が見つからなかった。
  • 榊原記念病院の働きかけにより、事業参加の在宅医療機関・訪問看護ステーションが訪問診療を引き受け、地域での療養につながった。

画像共有による在宅診療支援

携帯型心エコーとタブレットを貸与し、使い方・簡易評価を個別に講習。必要時は画像共有アプリで病院医師とリアルタイムに画像を共有し、緊急受診の必要性などを相談。

東京都の2025年8月評価案では、4か所の訪問診療機関・42名の患者での使用を報告。

病院公式サイトでは、機器貸与の取り組みを都の「オンラインを活用した在宅医療推進強化事業」の一環として紹介。

病院と地域の連携を、患者情報共有・専門的な相談・在宅での評価という複数の面から支援。

出典:東京都・相談支援とICTの事例(p.1–2) / 榊原記念病院・携帯型心エコープロジェクト

東京都心不全サポート事業

東京女子医科大学病院|個別相談と専門相談

個別患者の相談をMCSでつなぐ

2024年1月に循環器内科へMCSを導入。入院相談や心不全診療に関する個別の相談体制を構築。

MCSの登録患者2025年5月時点
高齢心不全3名
移植後1名
植込み型補助人工心臓28名
合計32名

MCS内に専門的な相談コミュニティ

  • 心不全に関するコミュニティ
    心不全療養指導士・心不全看護認定看護師を中心に構成。
  • 女子医大VADサポートチーム(BIND)
    植込型補助人工心臓に関するコミュニティ。

薬物治療・リハビリテーション・緩和ケアなどの問い合わせに対応。相談手段はMCSに加え、メールとバイタルリンク。

バイタルリンクは2024年5月導入。新宿区医師会が導入している同ツールでも、診療所からの心不全診療全般の相談窓口を開設。

出典:東京女子医科大学病院・心不全サポート事業 / 東京都・MCS登録患者と相談体制(p.2)

東京都心不全サポート事業

東京女子医科大学病院|患者の希望を地域と共有

90歳代、1年間で3回目の心不全増悪による入院。病院・地域の多職種で、本人の意向を踏まえた在宅復帰を支援。

入院中:MCSで生活背景・意向を共有

  • 患者のMCSスレッドを立ち上げ、クリニックの主治医・訪問看護・ケアマネジャーが参加。
  • 地域から、入院前の様子・本人の希望・家族の状況を病院へ共有。
  • 本人は、苦しくなったらまずクリニックの主治医に相談し、症状改善のためにできる治療を希望。同居する娘の支援は手厚く、本人の意思を尊重したい意向。

退院支援:方針をそろえ、退院後も相談

  • 病院で症状緩和のため胸水穿刺を行い、自宅へ退院。
  • 退院前にGoogle Meetで病院と地域の多職種がWebカンファレンスを実施。入院中のADL(日常生活動作)と再増悪時の対応を共有。
  • クリニックへの通院から訪問診療への移行を提案し、在宅酸素を導入。
  • 退院後はMCSで情報共有を継続し、地域からの問い合わせに対応する体制を構築。

出典:東京女子医科大学病院・デジタル技術の活用/事例1

東京都心不全サポート事業

事業全体で進んだ退院支援・人材育成

東京都「心不全サポート事業評価(案)」(2025年8月)の報告。
研修・相談・デジタル連携・院内体制整備を含む、事業全体の実績です。

指標榊原記念病院東京女子医科大学病院
退院前カンファレンス2022年度 18件 → 2024年度 32件—
在宅復帰率2022年度 83.9% → 2024年度 87.6%従来85%前後 → 2024年度 86.7%
心不全患者の平均在院日数2022年度 18.72日 → 2024年度 18.31日2022年度 15日 → 2024年度 13日
心不全療養指導士—事業開始前 9人 → 2025年4月 22人
心不全入院クリニカルパス—2024年2月開始、2024年度末 累計32名

地域との顔の見える関係と、院内の退院支援活動を組み合わせ、生活の場への復帰を支援。
クリニカルパスの累計32名と、前掲のMCS登録32名は、それぞれ別の集計です。

出典:東京都・事業評価案「数値に表れた効果」(p.3)

東京都心不全サポート事業

地域連携を続けるための、運用の課題

2025年5月の実施状況資料では、MCSを含む情報共有の仕組みを地域に広げるために、次の論点が挙げられています。

東京女子医科大学病院

  • 一般的な心不全診療・補助人工心臓の相談窓口は利用頻度が低く、地域のニーズ把握と告知が必要。
  • 複数の情報共有ツールの使い分けと、回答するチームの負担を軽減する仕組みを検討。
  • 退院後に大学病院がいつまで・どこまで関与するか、どの患者へICT連携を導入するかを検討。

榊原記念病院

  • 個別症例・一般的な疑問、緊急・非緊急に応じて連絡手段を選択。回答する人員の確保も必要。
  • 研修参加施設などへのMCS相談支援の拡大は、同資料時点では未実施。
  • 診療情報の拡散防止と、迅速な情報共有の両立。多職種で相談し合える仕組みの設計が課題。

ツールを導入し、地域との関係をつくり、相談に応え続ける体制を整える。

出典:東京都・相談支援/デジタル連携の実施状況と課題(p.2–3)

Appendix

MCSを活用した多職種ネットワーク構築成功のポイント

これまでの実例から、MCSによる多職種ネットワークづくりが上手くいく場合は以下のポイントを抑えていることが多い。

利用者の声

  •  医師

    ・ すぐに簡単に始められた
    ・ 1日の電話着信が55件から5件に減った
    ・ (病状が安定していると書き込みは少ないから)変化のある患者に集中して適切な連携が取れる
  • 看護師

    ・ 申し送りの時間や会議も短くて済むようになり、残業が減った
    ・ 『デイサービスを導入しました』『軟膏を処方してください』など気軽に書き込める(共有漏れがなくなった)
    ・ 余裕ができることで患者とゆっくり向き合えるようになった
  •  薬剤師

    ・ 報告のタイミングが難しい重大な非緊急情報(特に医師への報告)が簡単にできるようになった
    ・ 情報共有=同じ目標(ゴール)を共有できるようになった
    ・ 看護師が訪問する前にレスキューをタイムリーに届けられた

  • ケアマネ

    ・ ヘルパーが入る予定も簡単に共有できた
  • ヘルパー

    ・ ヘルパー間の状況共有ができた(例: スプーンの持ち方)
  • 患者・家族

    ・ 先生やスタッフへの信頼が増した
    ・ 訪問に来たスタッフがみな、私の状況をわかってくれている
    ・ 今まではいちいち同じ質問に答えなければならなかったが、それがなくなった
    ・ 毎回、みんなに褥瘡を見られるのが不快だったが、それがなくなっていった

「医療介護専用SNS」が目指すもの

「どこでも・いつでも・誰でも・安全に」
「職種・施設・制度・地域・システム」
 縦割りの垣根を超えて つながる


"地域包括ケアシステムの情報連携・コミュニケーション基盤"

長島 公之 医師, 全国医療介護連携ネットワーク研究会理事長

MCS患者登録疾患、ご登録が多いもの
(統計情報より)


MCSをお使いいただく場合、在宅で療養し、介護を受ける患者さんについて情報共有するケースが多く、高齢者に多い疾患をお持ちの患者さんのご登録が多くなっています。

特に認知症や心不全など、本邦において今後特に増加が顕著であると予想されている疾患を持つ患者さんをMCSを用いてみまもっていることが伺えます。